弊社では曲げ加工のうち、箱曲げ(四方曲げ)で立ち上がり(高さ)の大きいものの曲げ加工と、コの字曲げで3面のうち、はさまれた面の長さより、他の2面の長さの方が長い曲げ加工を深曲げ加工と呼んでいます。
今日は深曲げ加工のうち、後者のコの字曲げ加工をご紹介します。
材質はSPHC2.3t、内寸法31角(中に30角のパイプが入り、スライドします。)、上部の隙間は約9mmです。
弊社ではさまざまな曲げ金型を保有しておりますが、普通に曲げては保有の金型では曲げることができません。
真ん中で半割れにし、溶接でつなぐことになります。
しかし、最初に逆折することで金型とワークの干渉を避けることができます。
こんな感じです。
最後に逆折部分をまっすぐに伸ばして完成です。
伸ばすとき、曲げ部分と加圧箇所がずれるときれいに仕上がりません。
伸ばし終えた製品はこちらです。
折り目は線として残ってしまいますが、機能的には問題ありません。
製品が長尺になるほど、溶接でつなぐのはコストがかかります。
美観を重要視するものには不向きな加工ですが、タンクやコンベアのフレームなどの製作実績があります。
素材は、SPHC、SUSなど、板厚はそれぞれ6mmまで加工実績があります。
鉄・アルミ・ステンレスの深曲げ加工のご相談はタレパン工房までお気軽にお問い合わせください!