今日はアルミ複合板のパンチング加工について紹介します。
今回加工したアルミ複合板はアルポリックという名称で、表面にアルミニウム、芯材に樹脂を使用した3層構造からなるアルミ樹脂複合板です。
アルポリックには、“軽くて強い”、“良好な平面性”、“色むらのない仕上がり”、“加工のしやすさ”、などの優れた特長があります。
そのため、看板はじめ、建築部材によく使用されるようです。
看板屋さんからこんな相談メールが来ました。
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弊社の取り扱っております商品で、アルミ複合板に穴をあけLEDを埋め込んで配線し、点灯させる商品があります。ガソリンスタンドでよく見かける看板ですが、今まではすべて手作業でやっておりました。
まとまったロットでの受注に対応するために穴あけ作業をルーターかパンチングかで検討しておりましたところ、ネットでの検索で御社を知りご連絡させていただきました。
しかしながら、弊社としましてパンチングでの穴あけで懸念する事項がありますので先にメールでの文章にて書き込んでおきます。
ひとつは アルミ複合板t=3.0は 100%金属ではないので打ち抜くときに柔らかすぎてへこみの原因とならないか、ふたつめは、重ねての打ち抜きは可能か?
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タレットパンチプレスで、重ねて抜くことは弊社ではお受けしておりません。1枚1枚加工しても高精度で加工できますので、ほぼ、同じものができます。(見た目ではわかりません。)この点はご承諾いただけました。
問題は2点ありました。
一つはお客様のご指摘の通り、打痕の問題です。
もう一つは加工時につく油の問題です。
お客様のお知恵とご協力のおかげで、試行錯誤の結果、2つの問題点をクリアーできました。
完成品(サンプル)はこちらです。
このご縁で、パートナーとしてお付き合いいただけることになったのは、
LED看板を得意とされている岐阜県羽島市のリン巧社さんです。リン巧社の三浦社長のブログはここをクリック!ありがとうございました!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
パートナーとして付き合いたい板金屋をお探しの方は、ぜひ、弊社のHPをご覧ください!