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愛知県小牧市の小さな精密板金の町工場の社長の製作ブログです。
弊社では、鉄・ステンレス・アルミのシャーリング加工・タレパン加工・プレスブレーキ曲げ加工・スタッド溶接を主におこなっています。
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  テーパー深曲げ加工の事例紹介  
2013/01/17 21:12:03
カテゴリ:加工情報
今日は、リピートでご注文いただいておりますプレスブレーキでの深曲げ加工を伴う製品の製作を行いましたので、ご紹介します。

製作図面をいただき、弊社で展開図を作成し、タレットパンチプレスで打ち抜き加工後、プレスブレーキで折り曲げ加工しています。

こちらの製品は、長さや穴位置等の違いで、20種類以上ありますが、今回はそのうちの2種類を各1個ずつ製作しました。

展開形状になるように、タレパンで加工した板をプレスブレーキで順に折り曲げていきます。

折り曲げ工程は、1個につき、4工程です。

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左右の曲げの高さが同一ではない「テーパー形状」で、立ち上がりの大きさが大きいため、深曲げ用の金型ホルダーを装着した大型のプレスブレーキで加工します。

さらに、立ち上がりの小さい方も、標準の金型では、加工時に金型に干渉するため、鋭角曲げ用の金型に追加工を施したものを使用します。

3工程目は、突き当て(バックゲージ)を使用できないため、あらかじめ位置決め用に打っておいたセンターポンチに目で見て合わせて、加工します。(数がたくさんある場合は、専用治具やフロントゲージ、バックゲージを用いて、瞬時に位置決めします。)

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最後の工程はこちらです。

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金型ホルダーのくびれた部分に、丁度ワークが入っているのがご確認いただけると思います。

今回もうまく曲げられました。

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きちんと曲がっていないと、この後工程で、お客様が部品を溶接して組み付ける際に、ねじれ等が生じ、不良になってしまうそうです。

弊社にご依頼前の手配先では、特型を用いずに無理やり折り曲げ加工をしていたそうで、精度が出ず、組み付けの際の不良率が高く、お困りだったそうです。

テーパー深曲げ加工のご相談はタレパン工房までお気軽にどうぞ!
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[更新日付:2013/01/17 21:12:03]
     
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