今日は昨日製作したSPHC4.5tの金物の製作について紹介します。
こちらの製品は、三重県松阪市にお住まいの男性からご注文いただきました。
お電話いただいた後、FAXで簡単な絵を送っていただきました。
お客様の希望される形状での製作が困難だったため、その理由を説明し、電話を切りました。
その後、再度お電話をいただき、弊社で加工可能な曲げ寸法・形状に変更したものをご注文くださいました。
鉄SPHC4.5t カタカナのコの字型で、70ミリー90ミリー80ミリ 長さ1,630ミリの穴のない曲げ金物です。
弊社の在庫の定尺材を自動倉庫から取り出し、バキュームリフトを使って、シャーリング加工機まで運びました。
展開寸法を計算し、まず、幅を切断しました。
次に長さを切断し、グラインダーでバリ取り処理をしました。
最後は曲げ加工です。
大型のプレスブレーキ、FBD4004に標準パンチと標準の金型よりも耐摩耗性の高いステンレス・厚板用のAX金型(V=25)をセットして、折り曲げ加工しました。
折り曲げ順を間違えると最終形状まで曲げられなくなります。
基本的には曲げしろが短い方から曲げます。
曲げ加工に約80tくらいの加圧力がかかりました。
弊社のプレスブレーキは1メートル当り100tまで加圧可能です。(使用する金型の耐圧によりますが・・・。)
きれいに曲げることができました。
お客様から公差±1ミリ程度でと言われておりましたが、±0.3ミリ以内で製作できました。
エアーマット(プチプチ)とダンボールで念入りに梱包し、ヤマト便で発送しました。
本日お昼にお客様から無事に製品がお手元に届いた旨をメールにて、ご連絡いただきました。
「注文通りの仕上がり感謝です。次回もまた無理を言いますが、よろしくお願いします。」というありがたいお言葉が添えられていました。
ありがとうございました!
弊社では長さ4メートルまで加工できます。
切断、タレパン、曲げ加工の1つの工程だけでも喜んで承ります。
鉄・ステンレス・アルミの長尺板金加工のご相談はタレパン工房までお気軽にお問い合わせください。