今日はシムを製作しました。
このシムは、設備屋さんから10年以上の間、変わらず繰り返しご注文いただいている製品です。
ご注文毎に製作するシムの板厚や枚数が変わります。
大体、0.5t〜3.2tで、1種類500枚から1000枚ご注文いただきます。
電気亜鉛めっき鋼板をタレットパンチプレス(タレパン)で打抜き加工して作ります。
まず、長方形、正方形の金型でUノッチの角部分を打ち抜きます。
次に丸金型でUのR部分を打ち抜き、最後に50ミリ角の金型で打ち抜いたものが、製品となります。
通常は外形を長方形の金型で打ち抜き、製品を残しますが、この製品は、ブランキングされたモノが製品となります。
Uノッチ部分と外周のバリの方向が逆になることと、金型のクリアランス分だけ、製品寸法が大きくなることを許容して頂ければ(新規に金型を作れば、希望通りの寸法に仕上げることは可能ですが)、外形を打ち抜きするよりも歩留まりがよくなり、加工時間も短くなり、コストダウンにも繋がります。
1,219mm×914mmの母材をタレパン加工した後の材料の写真です。↓
今回はいつもより少なめで、0.6tを300枚、1.0tを300枚製作しました。
タレパン加工のご相談は、タレパン工房までお気軽にお問い合わせください。