ログイン名パスワード

愛知県小牧市の小さな精密板金の町工場の社長の製作ブログです。
弊社では、鉄・ステンレス・アルミのシャーリング加工・タレパン加工・プレスブレーキ曲げ加工・スタッド溶接を主におこなっています。
このブログでは、弊社の製作品や加工方法、お客様の声などを発信しています。
ご相談・お問い合わせはお気軽にお電話下さい。
  .
  犬用ステンレス製トイレ・トレイ(オーダーメイド・段付きタイプ)  
2011/02/11 20:46:38
カテゴリ:犬用ステンレス製トイレ・トレイ
今日は今まで作ったことのない形の犬用ステンレス製トイレ・トレイを製作しました。

photo

この製品は、パグと横浜で暮らしていらっしゃるお客様からご注文いただきました。

プラスチック製の市販のトイレ・トレーを使っておられ、わんちゃんが、トレーを器用に分解し、トイレシートをぐちゃぐちゃにしてしまい、お困りのご様子でした。

一番苦痛なことは、トイレのことでワンちゃんを頻繁に叱らなければならないことだそうです。

先週の日曜日に弊社のHPをご覧いただき、メールでお問い合わせいただきました。

今ご使用中のケージに収まるサイズで作ってほしいというご依頼でした。

何度かメールでご意見を伺い、お電話でもお話しさせていただきました。

お話の中で、「臭いは気にならないので、竹炭を入れるスペースは要らない。」「今使っているトレーは、周りに段差がついているので、同じような形状のほうがわんちゃんが戸惑わないのでは?」というご要望を賜りました。

外形寸法と窓枠開口部寸法はお客様に決めていただき、弊社の加工方法を加味して、トイレ・トレイのイメージをCADで立体図に描き、ファックスにて、ご提案させていただきました。

ご家族全員でご検討頂いた結果、月曜日に正式にご注文頂けました。

早速、展開図・タレパン加工プログラムを作成し、打抜き加工しました。

photo

念入りに外周のバリ取り処理をし、ネジ穴をタップ加工し、プレスブレーキで折り曲げて、形にしていきました。

上側の押さえ枠は、一枚の板を折り曲げて、できています。

分割金型を使用し、丁寧に形にしていきました。

トレー本体と押さえ枠のコーナー部分をそれぞれ溶接し、丁寧に仕上げ作業をしました。

一枚の板を折り曲げて製作することで、複数のパーツをつないで作るよりも曲げ加工は大変ですが、接続面の段差などが出ないため、お手入れがしやすくなります。

もう一つの工夫は、押さえ枠の内側のコーナーに、穴を開けたことです。

photo

穴を開けることにより、水洗いした後、かどの部分に水が溜まりにくくなります。

そして、お客様の「わんちゃんがフタを開けてしまうかも?」というご不安を解消するため、手で回せるタイプのネジでフタを本体に固定できるようにしました。

photo

また、留め金具も2種類お付けしました。

photo

短い方は、万が一、金具が外れた場合、わんちゃんが誤飲してしまうといけないので、長い金具も作ってみました。

ネジ、短い金具、長い金具の内、どれを利用されるかは、お客様にご判断をお任せしました。

製作途中、お客様に経過をご報告しながら、楽しく製作させていただきました。

本日夕方、無事、出荷させていただきました。

明日の午前中にお客様のお手元に届く予定です。

家族皆、笑顔になりますように・・・。

ありがとうございました!

犬のトイレ・トレイでお困りの方はタレパン工房の犬のトイレ専門HPを是非、ご覧下さい!
この記事へのリンク
トラックバックURL
[更新日付:2011/02/11 21:33:22]
     
トラックバックを見る(0)