今日は、犬用トイレのオーダーメイドの一例を紹介します。
「トレーの大きさを今使っているケージにぴったり合うように製作してほしい！」
そんなご要望を時々いただきます。
今回もサイズのカスタマイズ製品のご注文でした。
お客様は、北海道で、ミニチュア・ブル・テリア（5か月目の男の子）と暮らしていらっしゃいます。
わんちゃんが、プラスチックのトイレトレー（ネット付）を綺麗に外し（破壊し）、中のトイレシーツを食べてしまう状況に、お困りでした。
お電話にて、お客様のご要望をお伺いして、標準品初め、これまでの製作事例のそれぞれの製作経緯や長所・短所をお話して、下記の仕様に決定しました。（ベースは標準品のレギュラーサイズです。）
お客様に、お使いのケージ寸法と、トイレシートの寸法を計測いただきました。
【トイレシート寸法】
幅330mm（うち青い吸収スペース270mm）
縦440mm（ 〃 400mm）
【ケージの寸法】
内寸：幅82.0cm / 奥行56.0cm
【トレーの寸法】
外寸法：55.5㎝×34cm
開口部寸法：39cm×26cm
仕様決定後、標準品の加工プログラムを修正します。
トレーを縦長に見て、枠の幅は、奥側が65ミリ、手前が100ミリ。
これは、わんちゃんが、手前を向いて、おしっこをすることが多いため、手前側の面積を広くしました。
左右が振り分けで、40ミリ。
空気抜きの穴をあけないので、トイレシートのサイズに合わせて、標準品よりも小さくしました。
空気抜きの穴は、34cmの面にのみ、折り曲げ部から15ミリのところが穴の中心になるように5φをあけます。
万が一、開口部分から外れておしっこをしても、できるだけおしっこが空気抜きの穴にかからなくするためです。
一番角のところ2か所は、中板の切欠き部に重なるため、穴は無しにしました。
留め金具は、穴をふさがないよう、長手方向に２個付属。
穴をふさぐことがないので、通常のものより、少し深めに曲げました。（留める力やや向上）
真上から見るとこんな感じです。
本日出荷しました。
明後日、お客様のお手元に届く予定です。
ご家族の皆さんが、みんな笑顔になりますように…。
ありがとうございました！
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