今日は本日お客様に引き取りに来ていただきました箱文字看板を取り付けるためのベース板の製作についてご紹介します。
以前、鳥除けのステンレス製のパンチングメタルをご注文いただいたサイン屋さんからご注文いただきました。
丁度3ヶ月くらい前にご相談のお電話をいただき、お見積もりさせていただいた物件です。
ステンレスSUS304 2B 板厚2.0tです。
片面に加工傷防止のための白い保護テープが貼られた板を購入して、加工しました。
お客様がイラストレーターで制作されたデータをDXFデータに変換していただき、メールにてご送付いただきました。
そのデータを元に板金専用CAD・CAMでタレパン加工データを作成しました。
実際は箱文字を取り付けるための穴と骨組みに取り付けるための穴を20〜30個プラスして、プログラムを組みました。
購入したステンレス鋼板は定尺材で1,219ミリ×2,438ミリというサイズのものです。
今回は1,200ミリ×1,200ミリの大きさなので、その寸法になるように3人がかりでシャーリングで切断しました。
その後は、いよいよタレットパンチプレスで穴あけ加工します。
多数の穴を打ち抜くと、どうしても歪みが発生します。
ステンレスであれば、鉄やアルミに比べて、歪みが大きくなる傾向にあります。
弊社では、加工後に歪みを修正するよりも、歪みの発生をできるだけ抑えて打ち抜く方法を考えます。
その結果、若干の歪みでタレパン加工できました。
漢字2文字、カタカナ4文字、ロゴマーク1文字の合計7文字分でした。
バリも少なく、看板の取り付けにも全く支障がない仕上がりにご満足いただけました。
パンチング加工のご相談はタレパン工房までお気軽にどうぞ。