今日は深曲げ加工品の製作についてご紹介します。
この製品は、20年来のお取引をいただいているお客様からご注文いただきました。
ある工場の生産ラインで使用する掲示板をステンレス(SUS304 2B)で製作しました。
大きさは様々で、合計6点です。
本日、お客様へのお引渡しが完了しました。
コの字型の引っ掛け部分の曲げ加工を伴い、真ん中の寸法よりも立ち上がりの寸法が大きい形状です。
まず、図面を基に展開長を計算し、
シャーリングで母材を展開寸法に切断しました。
ギロチンのように、刃が上から降りてきます。
次にユニバーサルプレスブレーキに常時セットしてあるコーナーRをとる金型を用いて、各角部を5Rにカットしました。
バリ取り処理をした後、プレスブレーキで曲げ加工をしました。
立ち上がりが30ミリに対して、間の寸法が25ミリと狭いため、グースネックと呼ばれるグースの首のようにえぐれた形状の金型(パンチ)を用いて、曲げました。
ワークが金型に干渉することなく、きれいに曲げることができました。
弊社ではこのグースネックパンチを4メートル分保有しています。
曲げ加工はお気軽にタレパン工房にご相談ください。