今日は、段曲げ加工について、紹介します。
プレスブレーキで、Z形状に折り曲げるとき、通常は、2工程で折り曲げます。
その際、板厚に応じたヤゲンを用いた場合、板厚の8倍〜10倍程度の段差が必要となります。
板の厚み分程度の少ない段差を作りたいとき、段曲げ専用金型を用います。
例えば、次の写真のような形状です。
板厚は1.0t、段差(内外)2.0ミリです。
写真の製品は、2か所の段曲げ部分があります。
何種類か段曲げ金型が製作・販売されていますが、弊社では、「DANSAR」という段曲げ専用金型を使用しています。
段差の調整は、パンチ(上型)と台(下型)のボディー部分とブレードの間に、それぞれ加工したい段差と同じ厚さの板を入れて行います。
加工する板の厚みに応じて、ピンゲージ(板厚の6割〜7割の径のもの)を使用して、芯出しします。
ワークをセットし、少しずつ加圧していき、平行度が出るよう、調整します。
段差可能範囲:板厚分〜6ミリ
加工可能な板厚:0.6ミリ〜2.3ミリ(SPC)
弊社では、約2500ミリの長さまで加工可能です。
丹羽シートメタルにお気軽にご相談ください!