今日は、先日タレパン加工までの加工工程をご紹介した製品整列用の治具に使用されるパンチングプレートの製作の続きをしました。
タレパン加工編は
【パンチングプレートの製作(タレパン加工編)】をご覧ください。
タレパン加工の完了した製品の外周部分の金型追い抜きのノッチ(真ん中の写真矢印部分)を除去するため、シャーリングでトリミングしました。
一番上の写真が、トリミング前、一番下が、トリミング後です。
この際、ヘミングする際にバリが隠れるように考慮して、加工しました。
次に、鋭角曲げ用の金型をプレスブレーキにセットして、可能な限り鋭角に、折り曲げました。
鋭角曲げは、弟にお願いしました。
その後、スライダーヘミング金型をセットした別のプレスブレーキを使って、ヘミング加工をしました。
加工の際に生じるスラスト荷重を逃がす機構をもったスライダーヘミング金型ですが、1回で一気につぶし加工をすると、過負荷になるため、写真矢印部分のスライド代を見ながら、2回に分けて、つぶし加工をしました。
板厚の2倍になるくらいまでつぶしました。
専用型を取り付けたユニバーサルプレス機で、コーナー部分を10Rに面取りし、外周のバリを除去して、完成しました。
歪なく、きれいに製作できました。
月曜日にお客様にお引渡し予定です。
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