今日は、10年ほど前から弊社で製作させていただいている製品の加工を例に、プレスブレーキを用いた深曲げ加工について、説明します。
今回、「深曲げ」と呼んでいる形状は、立ち上がり寸法(L)が、間の寸法(W)よりも大きい曲げのことです。
標準的な金型では、金型やホルダー、機械フレームに干渉して、折り曲げられない場合、Aのところで分割し、溶接してつなぐことになります。
溶接になれば、熱によるひずみや溶接部分の仕上げ処理など、コストアップにつながります。
そんな時、役に立つのが、「深曲げパンチホルダー」です。
パンチホルダーのえぐれた部分にワークが入り込むことにより、ワークと金型の干渉を回避できます。
また、高さや形状の異なるいろいろなパンチと組み合わせることで、様々な曲げ加工が可能になります。
弊社では深曲げ用の中間板を4メートル分保有しています。
下記の2つの動画で紹介している折り曲げ加工のうち、いずれも第4工程の折り曲げが、「深曲げ」になります。
プレスブレーキでの深曲げ加工はお気軽にタレパン工房にご相談ください。