今日は、20年以上前からご注文いただいている長尺板金加工製品の製作について、ご紹介します。
今日、製作したのは、長さ2メートルほどですが、長さ違いで数種類ご注文いただいており、一番長いもので、3メートルです。
お客様のご要求の通り精度公差は±0.2です。(製品幅部分)
精度を確保するため、母材は、SPCC(ミガキ)を使用しています。
まず、母材を展開長の寸法になるように、シャーリングマシーンで切断します。
平行に精度よく切断し、専用のパレットに積みます。
その後、タレットパンチプレスで、丸穴と角穴、そして切欠きと長さの切断を打ち抜きにより行います。
その際は、シャーリング加工によるキャンバーの向きに注意します。
穴あけの際、クランプを打ち抜く危険がある個所は、随時クランプのつかみ替えを行い、加工します。
クランプ突き当て検出ランプにより、万が一のつかみ替え不良をチェックします。
そして、最後に、折り曲げ加工長さ4メートル、最大加圧能力400トンの大型のプレスブレーキで、折り曲げ加工します。
この際にも、キャンバーを考慮したちょっとした工夫をします。
今日も精度よく加工できました。
こちらの製品は、私が加工するようになって、約15年になりますが、一度もクレームはありません。
長尺板金製品の製作のご相談は
タレパン工房までお気軽にどうぞ!