今日は長尺製品の製作についてご紹介します。
こちらの製品は、HPをご覧いただき、お問い合わせいただいたお客様(鋼材屋さん)からご注文いただきました。
SEHC(電気亜鉛めっき鋼板)1.6t、長さ3,000ミリの建築金物です。
コの字型で立ち上がりが20ミリ、間の寸法が内寸で27ミリです。
取付用の穴(4.2Φ)が全部で9箇所あいています。
全部で134本製作しました。
お客様は、物件の納期が短く、対応してくれる板金屋さんをお探しでした。
幸い、弊社はSEHC1.6tの5×10材を常備しており、お受けすることができました。
いただいた絵を基に展開図を作成し、加工手順を決定し、タレパン加工プログラムを作りました。
展開長が64.6ミリと小さいため、タレパン加工しやすいようにつかみしろをつけた幅に母材をシャーリングで切断しました。
細長く切断した板をタレットパンチプレスで穴あけ加工し、長さを切断しました。
その後、再びシャーリングでつかみしろ部分を切り落としました。
長さ4,000ミリまで曲げ加工可能な大型のプレスブレーキで曲げ加工して、完成です。
細長い長尺製品の製作では、いずれの工程でも、ワークのキャンバーなど、加工の特性を考慮した加工をしなければ、上手く精度が出せません。
134本をキレイに並べて、スチールバンドで梱包して、お客様に完成した旨をお電話でお伝えしました。
今日のお昼のことでした。
15時ごろ、営業主任さんが引き取りに来て下さり、工場といろいろな製作サンプルをご覧頂きました。
今後ともお取引いただけそうです。
ちょうど他社で曲げられない形状の物件を抱えておられ、新たにお見積依頼をいただきました。
早速お見積もりさせていただきました。
ありがとうございました!
長尺製品の製作は、丹羽シートメタルにお気軽にご相談ください!