今日は「ワッシャー」をご紹介します。
5月のブログで一度ご紹介しましたね。
時々、ワッシャーを作ってほしいとたずねてくださるお客様がいらっしゃいます。
ホームセンターで売っているものでは間に合わないのだそうです。
数は1個のときもあれば、20個のときもあります。
板厚や材質、大きさもまちまちです。
外形が丸ではなく、四角(正方形や長方形)のものや、穴が2つ以上あいているものもあります。
鉄でしたら、板厚1ミリから6ミリまでは通常在庫を持っています。
時間をいただければ在庫にない材料でも承ります。
鉄の他、ステンレス、アルミ、真鍮、銅の加工実績があります。
加工は簡単です。
タレパンでまず、中の穴を打ち抜き、そのあと外径の寸法の金型で打ち抜けば、それがワッシャーになります。
ただ、注意点があります。
中の穴と外形のバリの向きが反対になります。
そして、打ち抜いた寸法は下型(台)の大きさになります。
つまり、型のクリアランス分だけ上型(パンチ)の寸法より大きくなります。
また、多くの場合、そりが出ます。
ワッシャーに使う場合はたいがい問題になりませんが、
必要に応じて、プレスブレーキで加圧して、そりを取ります。
左がそりを取る前、右がそりを取った後のものです。
写真ではわかりにくいかもしれません。
今回ご注文いただきましたのは、SUS304 0.5t 内径13φ 外径20φのワッシャーです。
外径の20φが必要だったので、パンチ19.85φ、台20φの金型を新規に購入しました。
企業様からのご注文で、3000枚製作しました。
今後もリピートでご注文いただけることになりました。
ありがとうございました!
タレパン工房のホームページをぜひ、ご覧ください!