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愛知県小牧市の小さな精密板金の町工場の社長の製作ブログです。
弊社では、鉄・ステンレス・アルミのシャーリング加工・タレパン加工・プレスブレーキ曲げ加工・スタッド溶接を主におこなっています。
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  お風呂の排水溝のふた(ステンレス製)の製作  
2012/05/18 22:14:25
カテゴリ:個人のお客様
今日は、お客様のお宅に、納品に伺いました。

お写真の掲載のご許可をいただきましたので、ご注文の経緯とともに紹介します。

お客様は名古屋市にお住まいで、お風呂の樹脂製の排水溝カバーにご不満がおありでした。

私の以前のブログ記事、「ステンレス製排水溝カバー」をご覧いただき、奥様からお電話をいただきました。

「製作を依頼したいのですが、どこの寸法を測って、依頼すればいいですか?」という内容でした。

通常ですと、お客様に採寸をお願いしますが、お近くでしたので、訪問させていただきました。

こちらがその時に撮らせていただいたお写真です。

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ご使用中だった樹脂製のふたは、髪の毛が引っ掛かりやすく、お手入れが大変で、脱着を繰り返すうちに破損してきたそうです。

ご主人が大柄なこと、小さな子供さんがいらっしゃることを考慮して、板の厚みや穴の形状を相談しました。

また、ふたの方が、フロワー部分よりも少しだけ低くなるようにとのご要望もいただきました。

言葉で説明しにくい点は、サンプルを製作し、ご判断いただきました。(特に強度面)

建築物件は、1ミリ以下〜数ミリの誤差があります。

今回の物件の場合も、溝の左右、真ん中、手前の溝、奥の溝、それぞれ、若干の寸法差がありました。

「できるだけガタつきがなく、スムーズに取り外しができるようにしてほしい!」というお客様のご要望にお応えすべく、既存の樹脂製カバーをもとに、推定寸法に切断したアルミの複合板をあてがいながら、お客様と一緒に寸法を決めました。

次は、穴の割り付けを考えました。

長穴の大きさは、最初にお客様と決めていましたが、穴の向きや間隔は、私からご提案し、ご夫婦でご相談いただきました。

そのうちの2案がこちらです。

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仕様決定後、タレットパンチプレス(タレパン)で打ち抜き加工し、バリ取り処理後、プレスブレーキで折り曲げて、曲げ加工で少しだけ膨らむコーナー部分を少しだけ、丸く研磨しました。(写真手前が仕上げ後のものです。)

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お客様が素足で触れる部分ですので、念入りにバリや突起物が無いよう、チェックしながら、洗浄しました。

納品の際には、ご主人様もご在宅で、ご家族で迎えてくださいました。

白い養生テープをはがし、カバーを排水溝にセット!

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お客様にご協力いただきながらの採寸のおかげで、ぴったり収まりました。

奥様「きれい!」

ご主人「ぴったりだね!掃除が楽になるね!」

お二人の笑顔を拝見して、私もにっこり!

最高の瞬間でした。

K様、ご注文いただき、ありがとうございました!

今後ともどうぞよろしくお願いします。

多数個穴製品の製作のご相談はタレパン工房までお気軽にどうぞ!
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[更新日付:2012/05/18 23:07:54]
     
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