今日は深曲げ加工品の製作についてご紹介します。
この製品は、20年来のお取引をいただいているお客様からご注文いただきました。
ある工場の生産ラインで使用するシュートをSPHC2.3tで製作しました。
コの字型のシュートで、真ん中の寸法よりも立ち上がりの寸法が大きい形状です。
まず、図面を基に展開図・加工プログラムを作成し、タレットパンチプレスで穴と外形を打抜き加工しました。
バリ取り処理をした後、プレスブレーキで曲げ加工をします。
標準の曲げ金型では2行程目の曲げ加工の際に、ワークが金型もしくは中間板に干渉してしまい、きれいに曲げられません。
曲げられない場合は2パーツに分割したものを溶接することになります。
溶接すれば、歪み取りと仕上げ作業が必要になります。
そこで、弊社では、深曲げ用の中看板を使用することにより、曲げ加工することにしました。
ワークが金型や機械のフレーム、中看板などに干渉することなく、
きれいに曲げることができました。
弊社では深曲げ用の中間板を4メートル分保有しています。
いろいろなパンチと組み合わせることで、様々な曲げ加工が可能になります。
深曲げ加工はお気軽にタレパン工房にご相談ください。